3/31/2018

Oct 14, 2001 :自由の国アメリカ  

NHKスペシャル「イチロー」を見た。
 
彼は素直だね。昔の祖国の同業者が、やくざの大物、チンピラ風が多かったので、すがすがしい気分になった。日本にいるときより格段にのびのびしている。
 
アメリカという国はどういう国なんだろうと考える。ベースボールで言えば、プレーヤーも観客も自由そのものだし、能力を大切にする。日本とか欧州の家柄、生まれつきの身分というものがない。そんなもので野球は出来ない。日本には一茂とかカツノリとか居たね。信じられない。
 
それと、移民の社会だから、人種の違いを気にしない(ようになった)。MLBの選手の半分以上が異人種だ。
 
だから、日本から来たという特別視はない。記録を作ればわがことのように喜ぶ。
 
先の大戦の時、日本人は誤解され排斥された。イチローのおかげもあり、今後はそのようなことは決してないだろう。
 
無差別テロのあとのミサでも、イスラム教の司祭がお祈りをささげていた。自由の国アメリカは素晴らしいと感じた。

3/29/2018

Oct 14, 2001 :非当事者の気楽な議論  

ドイツ政府は今回の米英軍のテロ撲滅作戦に軍事行動を含みいかなる支援も惜しまないとしている。戦後それまでの「平和国」ドイツが2001年9月から変わったのだ。 
 
変わらないのはドイツ国民の一部。テロと同様、空爆にも反対。一般市民を傷つけるから。デモのスローガンだ。
 
米軍だって、好きで一般市民に被害を及ぼしているわけではない。空爆等の軍事力以外で、テロを撲滅できるなら、そちらを選択している。
 
安全な欧州にいて、当事者でないものが、無責任な議論をしている。日本にもいるがデモまではしていない。
 
似ているのは、日本における試験管ベビーへの反対議論。自分の子供がすでにいる人の議論で、子供に恵まれない夫婦の切なる思いを分かろうとしない。自分は高みにいて、とってつけたような神学議論にうつつを抜かしている。
 
山小屋の所有者が新たな山小屋の建設を自然保護を理由に反対する議論もある。

3/27/2018

Oct 13, 2001 :絶対の幸せはない  

タリバン攻撃が始まって1週間も経っていないというのに、世界のニュースは、その悲惨な「人殺し」を中心にしなくなった。日常の生活があくまでも大切なのだ。でも炭疽菌のテロ?が追い打ちをかけた。日常の平和に戻さないぞというが如く。
アメリカは世界がうらやむ繁栄のもとにあった。でも、絶対の幸せはない。
 
結核で死ぬ人が無くなったが、ガンは今でも不治の病。幸せぼけのニッポンにも、オウムサリンの恐怖があった。
 
アフガンで極貧、死と隣り合わせの人々がいるというのに、アメリカ、日本での「絶対の幸せ」は許さないぞ、という神の(アッラー)の配慮なのか。

3/25/2018

Oct 11, 2001 :「臭い物にふた」はダメ  

長野県警諏訪署原元巡査部長が停職6ヶ月に。 
 
「元」の意は、当初は懲戒免職だったから。例の、暴走族をいさめるため、拳銃を抜いた熱血警官が原氏。当時、各県警で不祥事が発覚。長野県警もピリピリしていたところ、この事件が発生。すぐに懲戒免職の発令となったが、「綸言は汗の如し」一度発した公務員の言葉は、いったん吹き出した汗が体内に戻せないように、取り消すことが出来ない。
 
原「元」巡査部長は人事委員会に提訴し、めでたく停職に返り咲いた(もう停職期間を過ぎているので意味はないが)次第。教訓としては、世の中の流れに迎合するだけが公務員の能力ではない。よーく考えて、判断を下すべきですね。

3/23/2018

Oct 11, 2001 :論より証拠…反米は「論」

ハンチントンの「文明の衝突」はよく読まれている。名著だが、今回の戦争をそれで説明するには難がある。 
 
今回はキリスト文明とイスラム文明との衝突との「論」は本当だろうか?北部同盟はイスラム教徒だ。彼らはキリスト「十字軍」たる米軍の大攻撃を歓迎し、それに乗じて、「ア」国の支配を奪取しようとしている。
 
我が輩も個人的にイスラム教徒に接することが多いが、多数はこの北部同盟と同じ考えだ。敵味方を自分の実利ではっきりさせる。聖地メッカを擁するサウジでさえも、湾岸戦争では、アメリカの助けがなければ、サダムに蹂躙されそうになったから、アメリカを友とした。みな合理的なのだ。
 
今回民衆レベルで反米デモなどがあるのは、無責任な彼らには「論」がまだあると言うことで、戦禍で生死の境になれば、「証拠」たるアラブ特有の実利が顕在化するはずだ。
 
そういえば、日本にも今も昔もファッションとしての「反米」がある。平和の時にしかないものだ。

3/21/2018

Oct 10, 2001 :あやしいNGO

米軍空爆で、国連NGOの現地スタッフ4人が死亡したとのことです。おかしいと思いませんか? 
 
地雷除去の活動をしていたとのことですが、戦争中にそんなことをしても仕方がない。平和になってからやるべきです。戦争中は、地雷の設置ばかりでなく、除去も戦闘行為と見なされます。
 
絶対善と言われる、国連とかNGOとかも疑ってみることも必要です。

3/19/2018

Oct 9, 2001 :何もしない危険…ブレア

Compared with danger in action,danger in NO action is far and far dangerous! とは英国ブレア首相声明の「何もしないことが危険」の原文(少し間違っているかもしれないが)。名言だ。世界最強の米軍を支援する意気込み。 
 
ドイツは国を挙げて、(武力でも)支援すべきとしている。
 
日本は多数の同胞が殺されたのだから、そもそもは独自の考えで対応すべき。何もアメリカについていくばかりが能でない。
 
ウサマ(ビンラディン)の声明。米国が東京空襲あるいは原爆で一般人を無差別に虐殺した罪は重い。だから自分たちも同じことをしている…と言っている。昔のことだ。
 
その米国を支援する「被害国」日本だが、独自の道を歩む権利と義務がある。ウサマも日本には何も言い訳できない。
 
それにしても、ウサマは上の声明で自分の犯行だと白状したのも同然だ。

3/17/2018

「森友祭り」回避の論点整理

国民は安倍内閣の何に対して怒っているのか?それが整理できないと「森友祭り」に陥る。

森友「事件」は籠池氏なる国民の一人が役人の公正性を破ろうとして、政治家に役人への影響力を期待したところから始まる。日本は後進国でないから役人自身は国民に対して公正公平だ。そこを打ち破ろうとしたのが後進性を残す一部国民だ。政治家は有権者国民の票で当選するから、頼まれれば何もしないわけにはいかない。そこで、役人に政治家への忖度をするように(直接ではなく)「問い合わせ」だけしてお茶を濁す。

ここまでは法を犯しているわけではない。問題になるかは役人がそれをうけて法律を犯すなどをしたかどうかだ。今、近畿財務局の国有地払い下げについて会計検査院、検察庁が国会、告発などに基づき調査中だ。それらで「シロ」となれば法的には全く問題はない。その結論を見てから、国会で「印象操作」議論をするのは構わない。その結果で次回選挙に影響するかもしれない。いずれにせよ、役人に忖度させる「仕事」は国民が政治家(与野党問わず)に期待する大きなものだ。残念ながらこの点で日本は先進国でない。

今回新たに出てきた問題は行政による国会軽視だ。財務省が国土交通省、会計検査院と共有する公的扱いの文書から書き換えた内容のものが国会に提出された。なぜ書き換えたものを提出したのかは国会の権威にかけても調べるべきだ。ただ、書き換え前のものを国会に提出していても全く問題はなかったという。だから、財務省理財局の動機も聞く必要がある。

以上二点の問題が同時並行していることを理解しないと、「森友祭り」に知らぬうちになってしまうだろう。

3/16/2018

Oct 8, 2001 :「慎重に」という言い訳・ずるさ

小泉首相は北京で中国朱首相と会った。そこで、自衛隊の今回のテロ撲滅作戦への貢献について「理解を求めた」。 
 
自己の信念の行動について無関係の隣国に理解を求めたり、他国に了承してもらう必要は独立国日本にはないが、それはさておき、中国側は自衛隊の行動範囲の拡大には「慎重に」対応すべきだと注文を付けた。
 
中国の今回のテロへの対応としては、真っ先に米国の行動を支持した。自国もウィグルイスラムのテロの悩みがあるからだ。日本にも積極的にと言えないのは、不思議の一語だ。
 
たぶん、日本の友党あるいはその支持者に遠慮があるし、その注文で仮想敵日本の中(国会)が混乱することは中国の国際関係をより好ましいものにできるからにほかならない。

3/14/2018

Oct 3, 2001 :考える葦が行きすぎると

「人間は考える葦」との名言があった。しかし、現代では、この考えるということが行きすぎ、自己の精神「作用」に押しつぶされそうになっている人が多いのではないだろうか? 
 
精神障害の人を見ていると、この考えすぎということがなく、純粋無垢な気持ちの人が多いことに気づく。山下清画伯は純粋だからいい絵を描けた。人が犬猫のペットを愛するのも、彼らが余計な考えを持たないからではないか。
 
一方、通常人はストレスの多い社会での他人との(精神の)格闘で、気持ちが押しつぶされ、文字通り気を病む「病気」になってしまう。人間には生物体防御本能が備わっているから、ちょっとの菌、ウィルスは撃退できる。だけど、気を病むとその防御能力も減少してしまい、本当の病気にかかってしまう。
 
あまり考えないことだ。
 
カーネギーによると、死刑囚のうち8,9割は死刑執行の瞬間まで「自分は正しい」と本当に思っているそうだ。人間の気持ち、考えは、究極のところ自分を守るためにある。自分「勝手」な考えでよいのだ。

3/12/2018

Oct 3, 2001 :牛食最後の晩餐?

国会議員による「牛肉を大いに食べる会」は噴飯ものだった。いつまで消費者を馬鹿にすればすむのか? 
 
「風評」というのは当たらないとまえに言った。われわれ消費者は、誤解して、牛肉を食べないのではない。生産者・行政側が、詳しい情報を提供しないから、やむを得ず、自己防衛でボイコットしているに過ぎない。
 
武部大臣は「こんなに美味しいんだ。大丈夫だ」と訳の分からないことを言って、消費者の不安をさらに高めた。
 
人身御供になるなら、もっと危険なものに立ち向かうべきだ。非加熱製剤とか。議員は高齢者が多いから、たとえ危険でも発症する前に寿命が来てしまうから、人身御供にはならないが… 

3/10/2018

役所の内部文書に証拠能力はない

そもそもだが、決裁文書は内部文書なので公文書とは言えない。決裁権者が外部に公文書を発出するために部下の意見を稟議したものだ。もし、情勢の変化とかがあって、公文書を発出する前に内容を訂正することがあれば、その書き換えはその決裁権者の自由だ。
 もし、大阪地検に(任意)提出する内容を訂正していたなら、その後の国会提出分も同一内容でなければ矛盾する。だから、大阪地検提出分と国会提出分が異なるようだと説明が求められるだろう。内部文書であってもそのような問題は残る。
 過去の森友、加計関係で役所から文書が漏出して問題となったが、すべては内部文書なので公文書とは違い、「作成途上」扱いで全く証拠能力を有しない。
 学校法人「森友学園」への国有地売却に関する決裁文書が書き換えられたとされる疑惑で、財務省は10日、書き換えを認める方針を固めた。財務省の調査で、国会議員らに開示された決裁文書のなかの複数の記述で、書...
MAINICHI.JP|作成: 毎日新聞

Oct 3, 2001 :イチローがルーキー?

たまにはスポーツ根性もの。 
 
イチローが大リーグで新人最多安打とか。日本球界のFA寸前だった選手をつかまえて、ルーキーとは、馬鹿にした話ではないか。戦後馬鹿にされた、日本人未成年説か。それにしても、1901年の記録と比べるとは、大リーグの歴史はわかるが、攻守の方法が大違いだろうし、意味があるのかね。イチローもそのあたりがわかっていて冷静さを装っている。のか?
 
一方、日本の本塁打記録では、ローズに対する四球責めは見苦しい。肝腎の王監督がすぐにやめさせるべきだった。すぐにアメリカに帰る人にやれないとか。イチローは日本にいずれ帰るだろうが、球場満座の立ち拍手(米国最待遇のStanding obeisance)だったという。
 
MLBは真っ向勝負だから、イチローもゴロにでき、何本かは間を抜くだろうし、足でヒットにもできる。ピッチャーの方も致命的な点を取られなければ、ヒットあるいはスチールは気にしないそうだ。スチールに認定されない場合もある。
 
要はアメリカは勝負第一で、日本は記録第一と言うことか。  

3/08/2018

Oct 3, 2001 :Kill the messenger!

新聞によると、社民党土井タカ党首はテロ対策の国会質問で「靖国神社で不戦の誓いをしたばかりなのに、なぜ戦争に加担するのか?」と首相に迫ったという。小泉さんは、今度は世界の仲間はずれにならないと、少しはずした答弁をした。 
 
土井タカさんに代表される「絶対不戦論者」には「戦いを拡大させない戦い」のあることを到底理解できない。
 
ローマ人の物語にも、平和を愛するアテネの記述がある。繁栄を極め平和ぼけとなったアテネ市民は、平和でないことを嫌い、やがてはそれが事実でも耳にしたくないと思うようになった。表題の"Kill the messenger!"はそのときの有名な言葉だ。遠くで戦争に負けつつあることを伝える使者を殺せば、とりあえずはその厳しい事実を知らないで済む。いっときの平和観に浸れると言うことだ。
 
逆に、ローマ人は武力でパックスロマーナを勝ち取った。ローマ人が帝国内すべての人の平和を確立した。えらい違いだ。
 
キリスト日本教にもそのたぐいがあるのでは?「世界が平和でありますように」と何回言ってみても、テロリストに通じるはずもなく(異教だし)、かえってテロリストの思うつぼであることに気がつかない。彼らの戦術はジワッと恐怖を増すことにある。通常の戦争であれば、誰でも自衛はする。本能的に。
 
しかし、テロみたいに、日常生活の中で、ゆっくり攻めてこられると、のんきな対応になる例が、宗教者ではないか。
 
本家西洋のキリスト教は今回どうなのか知りたい。

3/06/2018

Sep 30, 2001 :マルクスおぼっちゃま

戦後権力を握ってきたのは、実はマスコミ等アメリカ型きれいごと世論だ。最初の頃は戦後左翼運動盛んなりし頃のゼネスト勢力。今も、自治労とかにその残党が残っている。一般組合員のなけなしの金を流用するなんて。今は、権力も失ったし、落ちぶれたものだ。 
 
すべてはアメリカという強大な権力に踊らされていたのだが、マルクス的ボーイ(ガール)はうぶだったのでしょう。
 
日本共産党の方がずっと骨がある。投獄覚悟で、武力闘争の地下活動までした。善悪は別として、社会の一勢力ではあった。今でも、妥協を知っている。小沢自由党と友党になることも。
 
自民党小泉一派が権力を奪取して以来、マルクスお坊ちゃまには何もできないでいる。社会の勢力とはなりえず、せいぜい「権力は嫌いだ」とほざいているしかない。  

3/04/2018

Sep 30, 2001 :アメリカ流民主主義、文明の衝突

テロの被害国に全面的に理があるわけでない。一面の非があるものだ。
 
話は20世紀に戻るが、前世紀は「戦争の時代」だったと言われる。戦争の原因は主にイデオロギーの対立からだった。「正義」の名の下に人は争い、不幸な百年を過ごさざるを得なかった。とくに共産主義はマルクスの予言通りに先進資本主義国の繁栄の矛盾から生まれることをせず、人々にその主義を強いるという全体主義から生まれた。ナチスの国家社会主義と同類だった。
 
それらの「主義」との戦争、抗争も大戦あるいは冷戦では片が付かず、平和的な経済戦争で、人々が自由に選択した結果、共産主義は人々の魅力とならず、朽ち落ちていったのが、結末だ。歴史は教訓とならなければならない。決して人に強いるものではない…
 
(唯一)勝った大国アメリカはその後何をしたか。アメリカ民主主義というイデオロギーを世界中にばらまき、強制した。東京裁判等で、先の大戦は日本が全面的に悪い、だから、原爆を落としたのもやむを得ないと強弁する。戦争に100%の責任なんかない。双方に理非はある。アメリカ民主主義は、そんな単純な考えで、世界に広められた。
 
その優秀な生徒は日本にもいる。S党に代表される戦後(アメリカ流)民主主義の担い手。古い日本の勧善懲悪的な考えがアメリカの西部劇的な悪人退治と結びついている。
 
アメリカおよびS党が信ずる唯一絶対の価値なんかない。そのような「イデオロギー」が人を不幸にしてきたことをもう忘れている。
 
唯一の価値の保持者となったアメリカはその後、悪辣なヘッジファンドで東南アジア経済等に被害をもたらし、CTBT、京都議定書にも反対し、おごりの頂点に達している。
 
テロはよくないが、テロを受ける方にも一面の非はある。ハンチントン「文明の衝突」の衝突する文明の片方はつねにアメリカだ。

3/02/2018

Sep 30, 2001 :柔道猪熊氏の悲劇

柔道猪熊氏が自殺した。出身東海大学の関連会社の経営に失敗したのが原因らしい。 
 
スポーツ選手の第二の人生って難しい。
 
だから、野球なんか、コーチの多いこと。選手一人に何人ものうるさい先輩が付いたら、野球が下手になってしまう。オリンピック種目も4年に一度ではなく、なぜ毎年世界大会をするか分かった。国体の存続理由も。
 
すべてが、OBを食わすため。
 
相撲のちゃんこ屋とか、色々考えないと。