2/18/2018

茶の間の総意で金銀インタビューのオンパレード

表彰台に並んだ、羽生・宇野両選手がTV番組を独占したかのようだ。ニュース番組でも前半の半分はインタビューと演技の録画で占められた。熱心なファンは中継で見ているはずなので、その後の余韻を何回でも楽しみたいのだろう。そのような視聴者に対応した番組作りになるのは仕方ない。

テレビは視聴率がその死命を制する。誰がどのようにテレビを楽しんでいるかを分析した内容とならざるをえない。茶の間で家族で見るケースが多いのだろう。チャンネルを選ぶには家族の総意で、となる。複数の人に好まれる(嫌われない)平均的な内容とならざるを得ない。だから、番組すべての半分に金銀メダル関係を入れないと他番組にチャンネルを回されてしまう。

選挙での小選挙区制に似ている。有権者半分以上に訴える政策が必要で、特殊政策に通じている有能な政治家では、落選の憂き目にあう。テレビも同様、一部の人に特殊感動的なものは淘汰される。

さらに言えば、放送法の不偏不党の原則が番組をつまらなくする。すべての番組で反対意見の出演者を配置すると、総花的でわかりづらくなる。不偏不党はその局全体の番組でバランスがとれていればよいと思う。このままではテレビを積極的に楽しむ人がいなくなるであろう。

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