11/17/2017

Jul 23, 2001 :敵の敵は味方、日本

NHKのマハティール首相インタビューを見て、表題のことを考えました。

マレーシア国内には華僑問題がある。民族融和を図るため、あえてマレー人優遇策を採っている。マレーシアとシンガポールには対立がある。「シ」国は華僑の国だ。だから、マレーシアから独立した。

インドネシアも同様の事情がある。暴動が発生すると、華僑の店だけがやられる。日本人は表面上は敵だが、あぶないとき実際はみんなでかくまってくれたりする。

トルコの宿敵はロシア。ロシアを破ったトーゴーのいた日本はもちろん大好き。
エジプトに行ったとき、地元のピラミッド観光の学生は、日本人のわれわれの回りに集まる。決して欧米人のそばには行かない。植民地の主人・英仏のことをよく思うわけがない。それらに対抗できる日本は人気が高い。

インドもそうだ。日本人を好きな理由の大半は、中国に対抗できる国だからだ。ベトナムも同じ。共産主義は関係ない。

日本にはこれだけの熱烈な味方がいるのに、知らんぷり、薄情なものだ。

併合された側にも悪いところはあった。帝国主義で植民地になった国々の悲哀と正義を説く向きがあるが、何もない国をいきなり武力で占領するなど、不可能だし、当時と言えども国際世論が許さない。植民地に(あるいは併合)される理由はあった。勿論する側の理由も。どちらも100%正しいとは思わないが。

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