10/13/2017

Jun 4, 2001 :ローマ人のインフラ観

塩野七生はローマ帝国の繁栄の基本はローマ街道などのインフラストラクチャの充実だと言っている。

ちょっと脇道。
国土交通省の略語は、mlit.ミニストリー・ランド・インフラストラクチャ・アンド・トランスポーテイション。

軍事力の基本は、将棋と同じく、戦いの地点に如何に速く多くの戦力を投入できるかにかかっている。ナチスドイツも国内にアウトバーンを整備し、東西両戦線での兵力配置を自在にした。鉄道もそうだ。

日露戦争時のシベリア鉄道は単線だったため、木製貨車は帰りは邪魔となるので、上部は燃料用として廃棄し、車軸だけにし、まとめて送りかえしたそうだ。

菅幹事長あるいは小泉首相が公共事業削減を言っているが、必要なインフラは今後とも当然整備するという前提で不要なものを中止することは、ローマ人の知恵から言っても当然だ。

ローマ人の物語を読んで、それが成功の秘訣の一つであると感じました。というか、彼女がそう書いている。

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