5/02/2017

6年も経ってなぜ復興が完了しない?

東日本大震災から6年過ぎた。復興予算を25兆円も計上して、使い切れずに、復興が完了していない。その理由を追及すべきなのに、安倍首相以下は「寄り添う」ことだけ熱心に見える。

復興が遅れているのは岩手宮城では三陸海岸地域のまちづくりが遅れているからだ。もともと衰退気味の漁業での将来構想が描ききれない状態で震災を受けた。元通りにまちづくりをするかどうかも議論の対象だ。

福島県では津波被害の復旧が、放射能汚染の除染が進まず、着手すらできていない地域がある。復旧しても住民が帰還するかどうかも保障されないので、まちづくり以前の状態だ。

「寄り添い」続けるのは政治的には必要なのかもしれないが、6年も経ったのだから、地域将来構想を真剣に追い求めるべきだ。そのために必要な支援能力は「幸いにも首都圏は無事だった(今村前大臣)」ので十分だ。

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