10/03/2016

マスコミの勘違い(正しくは豊洲地下ピット、二重国籍虚偽答弁)

豊洲市場用地の標準造成断面は汚染表土2mを除去したA. P.2m版に、除去分の新しい盛土と、さらに、2.5mのかさ上げ盛土(計4.5m)でA.P.6.5mを計画造成高とすることになっている。市場建物のコンクリート構造物の一階床面高さもそれに合わせて計画するが、このような重量構造の基礎には杭が必要なので、折角除去したA.P.2m版から打ち込むのが合理的だ。市場の床面まではさらに4.5mを超える高さがあるので、そこは鉄筋コンクリートで空間を作るのが、土で埋めるより合理的で工費が安くなる(A. P.2m以深の汚染土壌の原位置封じ込めにも効果有り)。

豊洲市場は建築物なので、配管のための地下ピット空間が必要だ。前述の空間がこれに利用されたのは間違いない(4.5mも必要ないが、重機を入れるらしい)。

これらのことは市場整備担当の都庁技術職員(土木、建築)が説明すればすぐに理解されることだが、小池知事の方針もあって、職員は証言できないらしい。

問題としたいのは、正確な証言がないまま、マスコミが素人コメンテーターの憶測だけで話を間違った方向に拡げてしまったことだ。マスコミに技術的な素養があるものがいないあるいは重用しないことがそのような結果をもたらした。

蓮舫代表の二重国籍問題についても、彼女が間違いの答弁を繰り返していることが問題なのであって、他国籍から日本国籍を取得したことは問題となっていないことをマスコミは勘違いしている。こちらは技術者不在からではなく、そもそも先入観にとらわれる頭の持ち主であることからだろう。

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