9/18/2016

上司はわからないことは部下に任せる方がよい

小池知事は、豊洲市場の問題について、「水質や大気を科学的に分析し、信頼できる情報を提供したい」と述べた。(9/17)
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20160917-00000516-fnn-soci

小池知事は汚染問題とか建築技術の専門ではない。それらの専門家に再度チェックさせて、都民に提供する、トップとしての決意を表明したものだ。さらには分析の結果の先への自身の決断について予断をもっていない。

石原元知事も豊洲移転の技術的なことは部下に任せていた。逆に、自ら判断して素人的失敗をしたのが、菅直人元首相の原発事故対応だ。菅氏は東工大の物理の卒業らしいが、原子炉には素人同然だ。首相として全体の指揮を執るのは当然だが、現場の技術的対応は福島第一原発の吉田所長に任せるのが当然だった。

北朝鮮の金正日総書記(当時)の現場指導が同様の失敗事例だ。そもそも朝鮮の山は製鉄用の薪炭確保のためにはげ山となっていた。それを現場で急斜面の山肌にも植林をするように(素人的に)指導したらしい。結果は植林も失敗したのみならず、斜面の土砂が崩壊、河川に流れ込んで、水害の原因となった。下流の農地も土砂に埋没して、食糧増産のための指導が逆の結果になった。

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