4/23/2016

震災時にかねてよりの反原発などを便乗主張する愚

熊本震災は前震当日は直下型局所地震と思われた。被害が益城町と熊本市東部に限定されていたからだ。しかし、二日後の本震が襲い脆弱となっていた住宅あるいは斜面を重ねて揺すったため、被害が大震災並みになった。

もう一つは余震の規模があまり衰えずに続いていることだ。避難住民も自宅には戻れないし、復旧作業も着手できない。

以上の特徴があるので、被害がほぼ熊本県一県に限定されているのに、日本全体から注目されているのだろう。ここ20年ほどの大震災の規模を比べたら、東日本>>阪神>>中越≒熊本、ではないだろうか?

もう一つ特異的な社会現象として、この震災を巡って政治の世界で泥仕合が繰り返されていることだ。たとえば、かねてよりの反原発の自説をこの震災を奇貨として、避難者そっちのけで、アピールするのはどうかと思う。冷静な科学的議論が必要だが、震災復旧のめどがついてからにしたらよい。

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