8/12/2015

東アジアでいつまでも戦後処理が終わらない理由

 中韓両国が日本に謝罪を繰り返し要求するのは日本人の「謝っておけば何とかなる」という便宜的態度が裏返しの真因だ。
 戦争は対戦両国の憎しみもあって悲惨なことになる。戦争が終わったら、その憎しみ、悲惨の感情を精算しなければ未来が築けないので、講和条約を結んでチャラにするのが世界の常識だ。中韓両国とも日中共同宣言とか日韓基本条約で過去の憎しみも清算し未来に向けて出発したはずだ。ところが、小沢野党連合に政権を奪取されて困った自民党が自社さ政権という奇手をとった代償として、戦後50年も経って社会党の村山首相が出した謝罪談話が折角チャラになっていたものをチャラでなくした。日本以外では謝罪すれば何とかなる、ということはない。際限なく謝罪させられるとか金銭補償などを重ねられる。
 これが東アジア国際関係で続く世界から見た奇観の原因、すなわち日本が原因なのだ。

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