5/21/2015

安全保障法制がわかりづらい理由

 集団的自衛権の解釈変更に伴うなどの安全保障法制の国会議論が始まった。
 法律内容を見てわかりづらいのは素人にだけではなさそうだ。原因は、自衛隊ができること、ポジティプリスト、を延々と列挙するからだ。実際の戦闘では何が起きるかわからない。そのときそのリストに載っていないから対応しない、ということは軍隊ではありえない。
 論理学的に言えば、禁止事項、ネガティブリスト、を議論するほうがずっとすっきりする。軍隊は戦場で、何でもやらなければ、勝利につながらない。負けるくらいなら最初からやらないことだ。その場合、禁止事項をあらかじめ決めておかないと「文明に基づいた戦い」にならないからだ。

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