3/28/2015

AIIBの貸し手国は中国だけでよい

 AIIB(アジアインフラ投資銀行)が中国の主導のもと立ち上がりつつある。参加国のメリットだが、借り手国はADB(アジア開発銀行)以外にも融資を受ける多様性が出てくるので、まずは参加する意義がある。個々の融資条件が自国のメリットにならないときは断ればよい。
 貸し手国のメリットは何だろう?欧州先進国は米国主導のIMF、ADBを牽制する意味がある。日本はADBの融資方針をもっとアジア開発国向けに改善するだけでよい。ふたつも銀行は必要ないからだ。
 中国は有り余る外貨(米ドル)を米国の財務省証券(国債)に塩漬けさせる愚を避ける意味がある。だから貸し手国は中国だけでよいのではないか?あとはAIIBと既存のADBとの競争になる。

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