11/08/2013

アフリカは日本型資本主義を求めている

 BS8プライムニュースを見た。アフリカ特集だ。
 アフリカの国家指導者の中には旧宗主国の再度の資本主義攻勢を嫌っているものもある、という話だ。資本主義には、米国などの株主資本主義、中国の国家資本主義があるが、いずれも、国民の利益にならない。日本の「公益資本主義」が望ましいと考えているらしい。
 資本主義は共産主義より勝ったが、その宿命的欠点があった。そのため混合経済資本主義に変貌したと理解している。資本主義の欠点を福祉社会の構築で補うというものだ。しかし、資本主義の性格も根本的に変えていく必要がありそうだ。それが日本型で、株主だけでなく、すべてのステークホルダー(利害関係者・・・株主以外に消費者・顧客、従業員、関連会社、地域社会・・・)のために株式会社はある、という考えだ。それが長期的に見れば、その会社の利益になる。米国みたいな株主資本主義だと、短期利益の追求のみになって、会社の長期存続にはつながらない。それは利益の短期追求だけを求める株主には興味ないかもしれない。
 アフリカの一部の国ばかりでなく、ミャンマーのテインセイン政権もそのような考えだという。これから発展途上国の仲間入りをする国々は資本主義の習う先を選択することができる。それは日本だ。


0 件のコメント:

コメントを投稿