10/25/2013

大きな失敗を見過ごすことになる災害対策形式化

 大島町役場の災害応急対策(避難体制の構築)にマスコミからの非難が集中している。これで、近日中に迫った台風27号への対応も26号でのものより重々しいものとなるだろう。
 問題は、それが行政機関の責任逃れの「重々しさ」となることと、住民がそれを感じて「話半分」対応になることだ。このように災害対策が形式化するのは全く無意味なことだ。
 日本人はこのように小さな失敗を罰せられることを恐れる。今回の件に即して言えば、直近のミスを繰り返さないことだけに気をつかいすぎ、大きな失敗を見過ごしてしまう。すなわち、想定外の自然現象を想像することまで念頭に置かなくなっているのではないか。

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