8/26/2013

すぐに止まる鉄道がその衰退を招いている

路面電車(LRT)が復権している。モータリゼーションで都市内道路の邪魔者だったのが、いまは邪魔ではないのか?

ヨーロッパの都市には必ずといってよいほど都心に路面電車がある(継続されている)。米国のような極端な都市構造、すなわち、都市内ハイウェイと高層ビル化、でなければ地下鉄かあるいは安価な路面電車が必要だ。

その反面、郊外鉄道が衰退している。これは、鉄道経営が、安全上の各種の規制により、厳しいからではないか?規制のひとつは鉄道特有の閉塞区間の存在だ。信号と信号の区間には一編成の列車しか入れないあのやつだ。これが輸送能力を極端に減じている。路面電車は鉄道なのに、この閉塞区間がない。自動車と同じく車間距離確保は運転手の目に頼ってよいからだ。

ほかにも都市内鉄道を含め、安全第一から事故現場等での運行停止が多い。最徐行して通過すれば安全を確保できる場合は、動かして、少しでも輸送能力を発揮させるべきだろう。

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