6/05/2013

曾野氏の橋下発言批判は政治家の基本任務を理解しないもの

今朝の産経新聞で連載の曾野綾子氏が橋下大阪市長発言について批判していた。小説家のような全くの個人ではないので、政治家の発言にはその影響など細心の注意が必要だと。

直言を売りにしている曾野氏らしからぬ文だ。本意は小説家が何を言おうと全く自由だ、のほうなのだろう。それを言いたくて橋下発言を持ち出したに違いない。

政治家の発言のあり方のほうは、むしろ逆で、支持者の意見を代弁して理論的に公言することが政治家の原点だ。支持者の意見発言は社会的に広がりをもてない。それを代弁して政治家が大きな声にするのだ。これに慎重になれ、というのは政治家の基本の役割を放棄するに等しい。もし、その発言が支持者の代弁をしていないのなら、次の選挙で落選する。

大阪市長という(むしろ)行政のトップとしてどうなのか、という議論は残る。しかし、発言は大阪市の行政とは関係が薄いものだ。政府の行政範囲に属するものなので、安倍内閣の閣僚が発言に慎重に、ならわかる。

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