4/19/2013

柏崎刈羽を簡単にあきらめる東電とは

東電の柏崎刈羽原発直下の活断層調査で、4号機以外のすべての原子炉で30~20万年前に動いた可能性がある、と東電自身が調査して発表した。東電には不利なデータだが、運転開始時点では12~13万年以降、という基準だったから、安全性は確認されたとして運転を続けていたわけだ。新しい基準が40万年前に引き上げられたので「廃炉」が迫られる事態となっている。

文痴は、既存不適格は問わない、つまり、新規のものにだけ新基準を適合させればよいと考える。

それにしても東電は粘り腰でない。日本原電の敦賀とか関電の大飯、東北電力東通などでは原子力規制委員会との技術論争を続けているのに。たぶんすでに国営会社となった東電には経費節約などのインセンティブのマインドが消失(公務員になってしまった)したのではないかと思われる。または、原発以外の他の石炭、LNG火力を多数保有し、それらにより電力の安定かつある程度低廉な供給はできるものと、自信をつけているのかもしれない。東電は巨大電力会社だ。

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