3/04/2013

3.11二周年、避難体制構築こそ急ぐべき

3.11二周年に言わねばならない。一周年の時も2012.2.27「重大事故だったか」から何回か書いた。

二年経って、復興が遅れているというが、応急の復旧がなされた後、本格的な復興作業は時間がかかるものが多い。まちづくりだったら、住民の意見をきめ細かく聞かなければならない。事業費のかさむ津波防波堤だったら、予算の確保が短期間では出来ない。

急ぐべきものは、避難体制の再構築だ。津波から避難する余裕時間があったのになぜ二万人もの人が逃げ遅れたのか?避難道路とか高台への徒歩避難路、あるいは、津波警報の出し方、など再検討課題は多い。これらを三陸被災地だけでなく、東南海南海地震による津波襲来予測地域でも急ぐべきだ。大したカネはかからない。

原発でも被災して事故を起こした福島第一周辺は別として、ほかの原発周辺地域でも避難の体制を再検討する必要がある。SPEEDIなどのデータを避難の仕方にも生かす方法などだ。各原発の安全施設の改善ではすぐできるものはやった方がよいが、大きな費用とか時間がかかる対策は時間をかけてやらざるを得ない。避難計画を確立しその訓練が行き届いたら、施設改善と平行して再稼働してよいのではないか?大地震とか大津波はいつ来襲するかわからない。いつでも来る、という覚悟で対応するには「再稼働しながらの対策」と言うことになるのではないか。

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