1/21/2013

日本の人命第一がテロを誘発する

アルジェリア・イナメナス人質事件の犯人はほぼ全員射殺されたという解決になり、犯行の目的は達せられなかった。

人質事件の目的は隣国マリでの仏軍の軍事介入をやめさせるためだった。だとしたら、フランスに対する要求だけでよく、仏人以外の人質は関係ないはずだ。

この事件の結末がアルジェリア軍の強行策になることは犯人グループにはわかっていたはずだ。人質の国籍国のフランス、イギリス、米国がその強行策に結局は理解を示すだろうことも。だとしたら、主要関係国の内の日本の動きに犯人グループはかすかに期待して、テロ事件を起こす根拠としたのではないだろうか。

日本は人命第一の国だということは世界に知られている。ダッカ赤軍事件の時は時の福田総理が「人命は地球よりも重い」とし、超法規に犯人の釈放要求に応じた。このような日本の曖昧な態度が世界のテロの誘因になっている。

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