12/14/2012

海監航空機の侵犯への対抗に実効支配の強化を

中国海監の小型機が尖閣領空を侵犯した。連日の公船侵入に新たな行為を追加した格好だ。

領土問題があるとき、関係両国は「現状固定」に努めるべきだ。日本国内の土地所有権移動は現状を変えようとしたものではない。対外的には何の効果もないからだ。中国はこれを誤解した。

それまでは、お互いに現状固定を暗黙のうちに認めてきたのだから、現状を変えようとする中国側への対抗措置すなわち実効支配行為の積み増しを少しはする必要が出てきた。避難船溜りの建設など人道上の措置を対抗上実施してよい。

もしこのことで、中国国内で以前と同じ対日暴動が起きるのなら、それは中国政府のこれら一連の行為の結果と見なければならない。

竹島に対する韓国は実効支配をしていながら、それをさらに積み増すという、相手国日本との「現状固定」ルールを考えない行為に終始している。対日外交の悪化ということは構わないのだろう。

0 件のコメント:

コメントを投稿