9/18/2012

「ねじれ」解消には衆参同時選か衆院選後の政界再編

民主党にこの国を任せておいたら破滅的になる、とは自民党総裁選各候補の一致した考えだ。谷垣総裁が野田首相に「近いうち」の解散を約束させたのも、自民党的に言えば、その考えに沿っている。

しかし、いま解散総選挙をしたら、参議院は従前の勢力分布のままだから、民自公の大連立以外どこの政党が政権を取ったとしても「ねじれ」は解消しない。決まらない政治が継続してしまう恐れが濃厚だ。

その観点からは、来年の参議院選挙にあわせて衆議院を解散する衆参同時選挙が望ましい。同時なら、衆院結果が尊重されるであろう。小泉郵政解散の時は衆院選だけだったが、その結果に参院も従った。その次の参院選までは有効だ(安倍内閣の時、与党が負けたので、その後、自公連立、そのあとの民国(社)連立政権にまでねじれは続いた)

「ねじれ」もうひとつの打開策は、政策連合という。税と社会保障一体改革諸法案のときは三党合意があった。しかし、これも難産で参院段階では流産の恐れ(小沢新党からの不信任案提出)があった。迅速な立法には向かないような気がする。

衆院選挙結果で、小さくなった民主党をさらに割るような政界再編があれば、参院の勢力図も安定与党になるかもしれない。

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