8/25/2012

領土問題というより中韓の国内問題

東アジアの三カ国と日本は領土問題を抱えているというが、三カ国のうち中韓二国はそれぞれの国内問題が領土問題に結びたものだろう。内政の混乱のはけ口を反日(その最たるものが領土問題)に誘導しているのだ。東アジア諸国(北朝鮮も)特有の対日本の不思議な関係だ。

世界の通常の領土紛争とその解決方法とはあきらかに違う。日本にとってその原因の非常識さと「解決方向が見えない」のは相手国の国内問題から来ているからだ。

とくに、韓国は国内問題が行き詰まると、過去の日本支配に結びつけ、国内融和を図ろうとする。竹島問題では日本が反論をしてくれないと困るので、実効支配をしているにもかかわらず、自らエスカレートさせる。通常、民族意識の行き過ぎを抑えるのが政府の立場だが、韓国政府は大統領自らが火を付けた。

中国は共産党政府の一党独裁体制が国内で正統性を失いつつあるから、国民が愛国心で騒ぎ立てると、苦境に立ってしまう。「反日」の使いすぎだ。

いずれにせよ今回の紛争で困ったことになったのは中韓両国政府の方であろう。

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