8/22/2012

最初から意味ない討論型世論調査

asahi.comのニュースに「原発0%支持、伸びる 討論型世論調査」なる見出しのニュース(8/22)が載った。内容は記さなくても自明だ。

まずは、原発の将来の比率を公聴会的な参加討論で決めてよいはずがない。技術的な問題だから、まずは専門家どうしで議論し、それを国政の重大課題として政治が決定するしかない。関電の大飯原発の再稼働を決めたときのように。

それと、討論参加者の決め方だ。裁判員の選定みたいに、国民の間から無作為に抽出するのならともかく、前段の理由でこの討論会の意義を見いだせない人は参加はしないであろうし、参加者の偏りが著しいのは容易に想像できる。その偏った母集団からのサンプル(参加者)がいくら討論してその結果、原発0%支持が伸びた、といっても全く意味がない。

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