6/10/2012

原子炉は運転中でも安全対策はとれる

今月8日の野田首相による大飯原発3,4号機再稼働宣言の理由には、夏のピーク時に停電とならないようにすることだけでなく、もうひとつ、電気料金の高騰を押さえるとかエネルギー安全保障への判断もある、としている。だから、夏場だけの臨時の稼働ではないとしている。

だから、いったん稼働したあとは引き続き運転をしながら更なる安全対策を追求するのだろう。昨年夏、菅首相(当時)が全ての原発にストレステストを課すとしたのも、べつに運転停止を条件としているわけではない(順次、定期点検停止をしてきただけだ)。欧州でもストレステストは運転中にしている。日本の場合は、定期点検でいったん止まった原発は地元の了解がなければ事実上再稼働できなかっただけだ。大飯原発3,4号機の場合は地元のおおい町と福井県がこの了解をしたから再稼働することになると言うだけだ。今後はもちろん運転中でも引き続き必要な対策はとられるであろう。

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