5/28/2012

福島4号機現場その2使用済み燃料の保管方法

四号機の使用済み燃料が建屋四階の巨大なプールに保管されている。水面には白いシートが被されていて燃料棒の状態がどうなっているのかわからないが、例えば水の中で散乱していたとしても、むき出しになるなどの危険な状態ではなさそうだ。

使用済み燃料など残留の熱あるいは放射性物質をもつものは、水槽のなかで、安全に取扱ができるようになるまで長期間保管するのが合理的だ。水中にあれば、直接大気中に漏れることはなく、必要であれば汚染された水を処理、循環するのに便利だ(事故後緊急冷却も水処理循環方式だった)。

問題だったのは、事故の危険性がある原子炉のすぐそばに燃料プールを置き、それも、高い位置(4F)だったので、耐震性に問題(トップヘビー)があった。今回、幸いにも燃料用プールの構造体に損傷はなかったようだ(今後の大地震に備えて補強をすると聞く)。原発敷地内の、原子炉から十分離れた高台に巨大なプールを建設し、そこで、長期間監視をする方法をとれなかったのだろうか?地中に永久埋設処分するより、人の目に触れる場所で長期に監視できるほうが安全だ。

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