3/02/2012

大きいことはよいことか(市町村の人口)

つい先年まで平成の大合併をした市町村域人口が拡大し全国市町村数も3,000以上から2,000以下にまで集約された。合併に際して特別交付税などのメリットがあったのと、なんと言っても、人口が増えれば町村から市へと、また同じ市でも中核市、政令市と自治体権限が増えることが魅力だったこともある。
 もちろん、近年の交通の便とか行政手段の高度化などの環境が変わったこともあり、適正規模人口、区域範囲が大きくなったこともあるが、広げるにしても、一体の自治体としての自ずからする限度もある。
 国、総務省のやることはそのことの理解が少ないように思える。大きくなることだけを奨励しすぎる。とどのつまりは大阪府と政令市の大阪市の二重行政として行き詰まり、本日のニュースになっている愛知県東浦町が無理に市に昇格するための人口操作となって現れたのだろう。

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