3/10/2012

3.11一周年その5まずは生活復旧を

一年も経って津波被災地がほぼ無人の荒れ地のままというのは尋常でない。原因の一つとして、仮置きされたがれきがほとんど片づいていないと言われるが、気持ちの上で復旧の明るさを阻害しているのだろう。これはこれで解決が必要だ。主要な原因は生活の復旧になっていないことだ。
 被災地から遠い仮設住宅に移った人あるいは遠方の親戚などを頼って一時移転した人が戻ってこないのは被災地で生活基盤が未だに出来ていないことだ。たとえば、主要産業の漁業関係の産業施設、その従業員の暮らしを支える商店などのサービス業の施設、これらの建築などが出来なければいつまでたっても生活のための町は出来ない。
 津波に安全な抜本的な町作りが遅れているからと言うが、それには少なくとも五年以上かかるのではないか?だからそこに一年経って復旧が全くなっていない理由があると思う。
 終戦後、日本人は焼きあとからたくましく復旧した。国などの公的助成がなくてだ。今回もバラックからの復旧方式をとれ、とは前に書いた。

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