2/20/2012

南京事件はなかった、との討論会は必要(河村市長の素朴論)

名古屋市の河村たかし市長が中国共産党の南京市委員会の訪問団に対し、南京事件(虐殺)はなかったとし、そのことを明白にするために討論会を提案したという。「なかった」とするのは、南京市で終戦を迎えた同市長の父が、市民から親切にしてもらっていた、という素朴な証拠からだ。
 グッドアイデアだ。韓国とは竹島の帰属の史料についての議論もしたらよい。政府レベルでなく、地方あるいは民間レベルで。中国とは尖閣問題あるいはチベット問題でも。
 政府間の正式なものだったら、議論の自由度の制約がある(公式論の応酬で終わる)。民間あるいは地方公共団体なら本当の議論ができるかもしれない。「両国間でよく話し合って解決すべき」という素朴な外交議論(田嶋陽子もと参議院議員など)があるが、これは民間レベルで(の単なる話し合いに終わるもので)は当てはまるかもしれない。

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