12/18/2011

基礎年金だけを公的年金に

昨日の主張と少し違うが、公的年金はいまの基礎年金だけにしたらどうか。もともと年金は軍人遺族・傷痍年金として始まった。後顧の憂いがあっては戦えないからだ。それが公務員全体に広がり、共済年金となった。一方の大会社は社員の福利厚生を退職後にまで拡げる年金制度を始め、それが厚生年金に広がった。以上の組織に加わらない、個人事業主なども加え、国民皆保険としたのである。だから、国民年金の給付水準すなわち基礎年金がその皆保険レベルといってよいのではないか。共済と厚生の年金からも基礎年金に供出され基礎年金は年金機構が一括して扱うことになっている。
 共済と厚生年金の上乗せ部分はその組織独自の年金制度(公的年金から外す)として考えれば分かりやすい。
 基礎年金の低いレベルの支給では暮らせない、という声を聞くが、年金は老後の生活の足しになる、と考えるべきで、必要全生活費のある部分は蓄えをもって補うのが当然だろう。

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