12/16/2011

「予断なく」進めるとしたことがマニフェスト違反のもと(八ツ場ダム)

八ツ場ダム建設継続問題が民主党内でもめている。そもそもは現在の前原政調会長が国交相の時に決めた検証スキームで「予断なく」進めることになって、二年後の現在ようやくその結論が出る段階になった。今月中にも前原氏から三代目の前田国交相が最終判断をすることになる。
 その結論が建設継続になりそうなので、民主党内では2009年のマニフェスト違反だ、と騒いでいる。しかし、二年前に「予断なく」進めることになったとき、結論が建設継続になることもあり得るようになったわけだから、マニフェストから大きく外れた、ということを民主党の反対派の議員は「不覚にも」ご存じないらしい。
 今頃、国交省事務方の結論である技術的な問題を民主党政治家が云々するのは、技術は専門家からなる有識者会議に委ねたことに反する。その専門家の人選は前原氏その人がしたものだ。

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