12/02/2011

国債の新規発行恐怖症(四次補正)

二兆円規模の第四次補正予算を政府は考えている。それができる理由の一つとして、剰余金の活用によって新規国債の発行が不要だから、というものがある。「国債残高増加恐怖症」ではないか。
 二兆円の金があれば、通常なら、700兆円にものぼる国債の償還にあてられるはずだ。700兆円を698兆円に減らすことができないのと、700兆円を702兆円に増やしてしまうのは、同じことだ。「朝三暮四」という猿をからかう故事があるが、この猿にも劣るのではないか?

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