11/28/2011

1mSv除染は現状回復責任論から

政府の福島第一原発冷温停止後の方針は以下の通りと推察(期待を込めて)される。
 現在設定中の20km同心円内の警戒区域(法律によって立ち入り禁止)は再事故・飛散に備えてのものなので、冷温停止(再事故の恐れがなくなる)後には、距離でもって区域を設定するのでなく、実際の残留放射性物質の危険度によって判断するまだら状になるのではないか?また、その許容シーベルト値も現在の科学的知見に沿って十分安全と見なされるものとなり、それ以下の区域への帰宅は避難者の自由意志に任せるようになるだろう。そのシーベル値は広島長崎での60年間の観察から100mSv/年となろう。
 なお、現在、国・東電の責任で除染をする基準は1mSv/年となっているが、これは、事故前の状態にできるだけ近づける、という責任論からと思われる。

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