10/25/2011

バンコク上流のアユタヤが洪水では不利

 今週末10/28にタイ湾が大潮を迎えることから、洪水がいっこうに引かないバンコク周辺は厳戒態勢になっている。
 しかし、大潮というのは満潮高が最大となる一方、干潮も一番低くなる。このときがチャオプラヤ川の洪水流下条件を改善するのだ。チャオプラヤ川下流域の平野は低平地でかつ勾配がない。唯一に近い排水手段は大河チャオプラヤ川の排水能力だ。
 バンコク首都市街地は郊外農地(現在は都市利用がなされている)に比べ微高地になっているのだろう。だから、昔から周辺と比較して洪水の被害を受けることが少なく、首都に選ばれたのだろうと思われる。その中心をチャオプラヤ川が貫流して、両側の都市がその流路を絞っている格好になっている。これでは上流のアユタヤ付近の洪水が収まらないはずだ。そのような場所を東洋のデトロイトに選んだ間違いか?

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