9/07/2011

除染に下水道システムは最適

 下水処理場(上水も同じ)の汚泥に放射性のセシウムなどが濃縮され、処分基準以上のベクレル値となって最終処分の方法が定まらないという。
 まずは、地域に残存する放射性物質を除染する必要があるが、その最適方法をそのまま期せずしてやっているのではないか。広く薄くばらまかれた放射性物質はとりあえずは一個所に集めて、そこで処理することが効率的だ。そこが下水処理場になっている、というわけだ。
 集まった放射性セシウム「濃縮」汚泥あるいは焼却灰は量が少なくなっているので、最終処分(埋め立てるしかない)に好都合だ。さらには、金属精錬などの技術を応用して、セシウムだけを分離することができれば、さらに少量化することが出来る。
 福島原発事故由来のセシウムすべてで何トンになるか。いずれにせよ、例えば石炭火力の燃えがらなどに比べれば比較にならないくらい少ないはずだ。廃棄物の「量」で比べれば、原発は優位な方法といえないだろうか?

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