7/27/2011

世界のために原子力技術の保持を

 日本が脱原発(依存)再生可能エネルギーへの転換を目指し、計画的に原発から撤退すると言っても、過渡的には主として天然ガスなどの従来からの化石燃料に頼らざるを得ない。新興国の中国インドなどで同じことをされたら、化石燃料はいくらあっても足りず、その前に価格高騰が予想される。
 だから、世界的には原子力発電はこの先さらに必要になるのである。そのとき、日本の原子力技術はどのような役割を果たすのだろうか?高速鉄道事故に見られるように中国などの独自の技術では原発事故は必至なのではないか?テロの危険もある。
 日本はその時代の高度の原子力技術の担い手とならなければならない。幸いにも東芝、日立、三菱は世界的に高い技術力でもって商戦を勝ち抜いている。ベトナムそしてトルコなどでこれから。
 国内でも原発を新設するかは議論があるが、既存の原発を安全な期間だけ運営していかなければならない。その後の廃炉期間もある。その技術を保持する上でも、海外の仕事に積極的に対応することは必要だ。

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