7/26/2011

日本以外は事故復旧を急ぐ(中国、スイス)

 中国の温州付近の高速鉄道追突脱線死亡事故のわずか1.5日後には事故原因調査も終わらずに現場付近を復旧開通させた、と非難の声が中国国内からも上がっているという。
 似たような事例として、昨年7月のスイス氷河特急脱線事故(日本人一人死亡)があり、これもわずか二日後には開通している。夏のシーズンだから一刻も早く再運行させたかったのだろう。事故原因もカーブ区間でのスピード超過であることは明らかだった。
 日本の例えばJR西日本福知山線の2005年の事故の場合は約8週後に開通している。その期間は事故原因調査に十分だったとしても、必要だったかどうか、たぶん遺族の感情から短縮出来なかったのだろう。その意味では、日本の例が世界に突出しているのではないだろうか?
 それにしても中国の場合、今のところの情報では、事故原因調査をする意志があるのか疑問だ。

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