7/15/2011

ちゃぶ台返し民主政権(玄海原発と辺野古移転)

 玄海原発の再稼働問題と沖縄の辺野古への基地移転問題とは、同じ民主党的体質があらわれた失敗結果だ。
 九電がやらせ質問をさせ、海江田経産相の安全宣言に玄海町長と佐賀県知事が住民代表として同意する積み木細工のような「セレモニー」の最中に「ちゃぶ台返し」的に菅首相はすべてをダメにした。
 自民党時代に沖縄県知事と名護市長とのあいだで、普天間基地の辺野古への移設を、他のグアム移転とか他府県へ訓練移転をするとかの負担軽減策を積み上げた、これも繊細な積み木細工を、ときの鳩山首相は「最低でも県外」との安易な正論を叫び、ダメにした。
 政治的困難な妥協策をだましだまし実施しなければ、ものごとは進まない。このような政治力が民主党政権には決定的に欠けている。

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