5/27/2011

政治家がいなくても物事は進む(政治空白はない)

 淡水が枯渇したら海水でも冷却を継続するのは政治指示によらずとも当たり前のことだ。東電でも廃炉のリスクは当初から覚悟していたという。福島第一原発の吉田所長が一号炉の冷却を実は継続していたのは結果として正しかった。上の政治家が心配していることを忖度して、冷却を一時中止する必要はない。政治主導が必要なことは避難指示区域(のちに警戒区域)の設定ぐらいなものだ。今回の冷却継続(中止)の指示があったかどうかはなかったことにしてはどうか?
 ことほど左様に、震災後の後始末には政治家は必要ない。必要なのは予算の確保と組織の改編などの法律改正ぐらいなものだ。
 逆に政治家のトップたる首相に野党ばかりでなく民主党内からも信頼がない状態は政治の世界としてはまずいだろう。政治家が機能しない「政治空白」の心配はないので、ゆっくり、次期首相をきめたらどうか?また、現首相が必要とみとめるなら解散・総選挙もじっくりとやってほしい。その間でも、震後復旧・復興の作業は行政の当局が確実に実施するはずだ。

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