5/15/2011

原発は電気で動く電化製品

 飛行機はまれに墜落することがある。その原因を調べることは次の墜落防止に確実に役立つ。だから、墜落の衝撃にも耐えるボイスレコーダー、フライトレコーダーを積んでいる。
 原発の場合、飛行機と違い事故後も面倒な冷却作業の継続が必要だ。その際事故でどこが機能停止に陥ったのかを把握することが不可欠だ。それらの監視センサーが外部電源などの予備電源喪失でめくら状態になった。せめて、最後の手段である蓄電池からの電力供給で動かすことができなかったのか?それらが冷却用ポンプと同一電源としていたのではすぐに枯渇してしまう。これら弱電系用は別電源とするのである。原子力発電所は電気を産むかもしれないが、電気で動く「電化製品」なのである。
 設置するセンサーとして、水位計、温度計、圧力計などは後始末作業に不可欠なのはわかった。さらに、今回の教訓として、ロボットが入れないような箇所のTVカメラ、放射線量計も設置していたのかどうか知りたい。
 事故は起こらない、を前提としていたら、上記センサーは軽視されるであろう。
(1号機の圧力容器内水位の異常低下を作業員が接近して初めて把握することが出来、炉心溶融・崩壊を推測できたとのことから以上を書いた)

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