5/05/2011

「想定外」にどう対応すべきかその2

 「想定外」は許されないとは、計画以上の現象に対応するため計画レベルを更に上げろ、と言っているわけではない。たとえ15mの津波に対応し防潮堤を嵩上げしたとしても、自然現象だから、ごく低い確率で(希に)それを超す津波が来ることはある。そのために無限に高い堤防を作るのは現実としてはあり得ない。だから、計画上はある確率で持ちこたえることができるものを作る。しかし、それを超える現象があることを「想定」しておくべきだ。つまり、超えて、津波が浸入したとき、当然ながら被害が生ずるが、その被害をできるだけ壊滅的にしないように工夫(想定)しておくべきだ。
(つづく)

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