4/05/2011

東京は一週間七日24時間休まない都市へ

 今まで、東京あるいは首都圏への一極集中が激しすぎ、その是正のため国土の均衡ある発展が唱えられてはいたが、実行はさっぱりだった。これからは、東電管内の電力の制約という「強制力」により、その一極は分散させられるのだろう。また、国民生活と生産活動が一定の時間帯あるいは非休日に集中するという「時間の集中」があったが、それも分散させられ、夜間の利用、あるいは、休日の分散も進むかもしれない。観光庁は休日関連産業の要請から、休日分散を進めていて、国民からは大した理解が得られていなかったが、これからは非休日の分散の必要性から、休日の分散がなされるという皮肉な結果になるだろう。
 成熟した大都市の生活価値観とはそういうものだろう。みなが同じパターンで活動しない。夜型人間も誰からも非難されない。休日でいえば、一週間実働五日だったものが七日に分散され、仕事は朝から夕方~夜までだったものが、空港なみに24時間になる。その分都市の容量の制約からみれば効率が増す。

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