〈混乱が続くリビアでは、首都・トリポリ周辺の都市でも、カダフィ政権への包囲網が狭まっており、反政府勢力は、第3の都市・ミスラタも制圧した。「この反乱をあおっているのは(国際テロ組織の)アルカイダと(その指導者の)ビンラディンだ!」-カダフィ大佐は強気な発言を繰り返しているが、東部は完全に反政府勢力が掌握している。また、国境近くの町では、離反した軍の兵士などが治安維持にあたっている。〉
アラブの独裁者たちはアルカイダと対立しているようなのが初めてわかった。してみると、今は亡きイラクのサダムフセインもアルカイダとは敵同士だったかもしれない。米国ブッシュ前大統領はイラクは大量破壊兵器を隠しており、かつ、アルカイダの「避難場所」を提供している、ことをイラク戦争の理由にしたが、ふたつとも無実だったことになる。
また、アルカイダはリビアの(反体制の)穏健な国民にとって、独裁者カダフィとも共通する敵だったことになる。
0 件のコメント:
コメントを投稿