12/03/2010

民主党政府でなければできなかったこと

 民主党政権に交代して鳩山、菅と内閣が続いてきたが、自民党政権時代に比べ期待はできないにせよ、もう少しましかと思っていた。民意だから政権交代は仕方ないものの、民主党支持者のためにもう少ししっかりとした政権運営をしないと、誰からも支持されなくなってしまう。衆議院の任期のあと三年間弱、解散はしないで石にもしがみつくらしいが、それはそれで仕方なければ、その間でせめて立て直してほしい。
 そのなかで、自民党政権時代にどうしてもできなかったことが、政権交代でできた(できそうな)政策がある。これは政権交代のせめてもの果実であろう。
 ひとつは文痴の専門だが、首都高速道路あるいは阪神高速道路の一律料金(ブロック別)を距離別料金に改定するらしいことだ。自民党時代は一律のほうが得になる運送業界などからの圧力をかわせないのだった。八ツ場ダムをいきなり中止するくらいのパワーでこの懸案は突破できるものらしい。
 もうひとつは武器輸出三原則の行きすぎ緩和である。三原則の対共産圏、国連制裁対象国、紛争当事国以外にも米国以外には事実上禁輸措置がとられ、兵器産業の育成に多大な悪影響をもたらしている。
 最後に、非核三原則も二原則に縮小し、米軍による持ち込みを認めるようにすべきだ。いままで核密約として事実上認めてきたのを民主党政権が暴いた。暴いたのだから、そのまま認めたらどうか?その状態で日本への核の傘が有効となってきたのだから。

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