11/25/2010

北朝鮮国家としての愚行に説明がつかない

 米国の科学者にウラン濃縮施設を見せたとか、大延坪島へ白昼砲撃したとかは、はたして北朝鮮の国家としての合理的な意志によるものだったのか、はなはだ疑問が残る。行動の結果が、中国を含む国際関係に明らかに不利になるからだ。友好国(と言われている)中国も戸惑っているように見える。
 だから、一連の愚行(とみえるもの)は隠されている国内問題が原因なのではないか?金正日体制初期のラングーン事件とか大韓航空機爆破事件も金正日体制を盤石にする意味があった、と言われた。「盤石」にするというより、政権初期の内部対立のとばっちりが外に出た、と言うのが真実なのではないか?
 いずれにせよ、北朝鮮の現体制が崩壊して内部の事情が遡って解明されればわかる話だ。合理的に考えて変だなと思われる説は信じないことだ。
 北朝鮮は瀬戸際外交を常道としている、という解説もあるが、その結果がよくなければ、それは「瀬戸際」と言われる資格がない。

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