8/12/2010

会社(組織)では上司の指示で仕事をする、がわからない先生

 一止羊大氏著「学校の先生が国を滅ぼす」を読んだ。公立学校の先生は教育公務員だから(以下、私立学校でも同じ)、上司たる校長ほかの指示があれば、それに従って教育にあたらなければならない。普通の組織では当たり前のこのことが、学校では曖昧になる、というのがこの本の訴える図式だ。
 学校の先生は組織人の訓練を受けていない。教室では一人の仕事となるからかもしれない。組織では上司の命を受けて仕事をする、という基本から外れてもおかしいと思わない。
 原因は管理職として校長、教頭、それに事務長しかいない、それが問題だろう。学校内では職員会議の場で「多数決」がまかりとおっている。職場民主主義というやつだ。
 各種「主任」(管理職)の設置を徹底し、組織の維持にあたることが必要だ。

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