7/29/2010

千葉大臣以外にも民間人閣僚を

 千葉法務大臣が参議院選挙で敗退し、議員から「民間人」となってしまった。そのまま法務大臣を続けると「民間人閣僚」になるわけだ。選挙民の支持を失った人が大臣に居座るのはおかしい、との批判があるが、文痴はそのような批判の根拠がわからない。憲法68条によれば閣僚の半数は民間人で構わないとの規程なのだから。
 むしろ、憲法を改正してこの半数の規程をなくしたらどうか?場合によっては全員が議員でなくてもよいと。議院内閣制だから、その議員達(総理大臣以下)が率いる行政府と、もといた立法府との区別があいまいで政府と与党のなれ合いとなる欠点がある。政治的な判断を求められる各大臣だから、政治的素養のある議員からというのはわかる。一方で、専門の行政知識も求められるから、その兼ね合いで、政治家と一般の有識者とを取り混ぜた方がよい場合もある。とくに副大臣以下政務官(政務三役)に民間人を多数登用する、という手もある。いま、民主党政府の失敗のかなりの部分は行政(政権)経験の少なさにあるわけだから、千葉大臣の件をきっかけとして、もっと民間有識者を登用すべきだと考える。

0 件のコメント:

コメントを投稿