7/14/2010

安保改訂と普天間移設の共通点

 参議院選挙戦で争点化を避けた普天間基地危険除去問題だが、民主党政権にとってその懸案がなくなったわけではない。放置すれば現基地が存続される最悪の状態が続く。
 半世紀前の安保反対闘争と類似するのではないか?60年安保条約改定は当初の安保条約の不平等性を是正するものだった。反対派はたぶん安保条約破棄を目指したのだろう。しかし、次善の改訂条約が50年継続し、それなりの役割を果たした。
 普天間基地問題も同じだ。同基地を廃止、名護市辺野古沿岸に移転するのでは沖縄の基地の数は減らないが、全体としてより安全で環境問題が少ない沖縄になることは確実だ。これも、反対の人たちにとって「次善」の策だが、歴史の教訓に鑑み、どのように考えていくかだ。

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