一般廃棄物というのは、工場事業場から出る産業廃棄物に比して、家庭ゴミのことである。日本だと一人一日あたり1kg強排出(ゴミが出る)という統計がある。全国で一年間5,500万t出たのがH12で、ピークだった。上記の3Rの推進でゴミの量は徐々に減ってきたものが、びっくりしたのはH20には急減し、4,800万tになった。13%の減だ。前の年からは5%の減。それまでは毎年1%程度の減でしかなかったから、驚きだ。理由はH20後半のリーマンショックによる景気低迷らしい。つまり、ゴミを減らすには、また、それによって環境問題を解決し、ひいては二酸化炭素排出を減ずるには、景気を悪くすればよい。コロンブスの卵だ。逆に言うと、景気に影響せずに(GDPを減らさずに)、環境問題を解決するのは非常に困難だ、ということになる。
文痴の関連する論文「温暖化ガス削減より「もったいない」を」を読んで欲しい。
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