5/19/2010

法人税引き上げを言っていた人は?

 2009.7.29に「ばらまきのルール」のタイトルで書いた。社会的少数派の金持ちグループから税金を余計に取れば、ばらまき財源は産まれて、結果、票数も差し引き増える理屈だが、そうはしないのが日本の有権者の良識だ、と結論づけた。
 いま、法人税の40%なにがしを世界的な水準の30%以下にまで引き下げる議論が民主党内でも出ている。金持ちの大会社から税金をもっと取れ、というのは日本共産党とか森永獨協大学教授などの主張するところだが、連立政権内の社民党も同じことを言っていたはずだ。それが、この法人税の引き下げ議論の場では、さっぱりとその反対論が聞こえなくなった。威勢のよい反対論も国際競争力の強化の理論の前にあえなく降参、というところか。

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