4/28/2010

中国海軍が米軍抑止力必要論を実証

 沖縄に海兵隊などの米軍基地があるのは抑止力を期待してのことだ。潜在敵がなくなり抑止力が不要になったら、米軍は沖縄にわざわざ基地を置く必要がなくなる。そうなれば日本の国外への移設は米軍の都合にもなる。この抑止力が必要かどうかの議論に目をつぶっているから県内県外国外の議論がわからなくなっている。
 おりしも、中国海軍は第一列島線(琉球列島~台湾)を通過するなどの示威的行動に出ている。朝鮮半島では韓国哨戒艦の不審沈没事件から緊張が増している。どちらも日本に対し、抑止力はまだまだ必要ですよ、と示しているように思える。中国がわざわざそうするつもりはないのだろうが、相手として不足がないようにする、のは戦いの基本なのだろうか?
 中国の脅威(北朝鮮にもバックとなっている)に対しては、台湾も韓国もこの沖縄の基地問題に固唾を呑んで注視している。日本だけがおかしな議論が横行している。

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