4/14/2010

「自党を守る」というだけの保守・自民党

 与党ぼけの自民党、とはよく言われるが、真の野党になりきれていない自民党、が正しいのではないか。野党というのは与党政権を次の選挙でひっくり返す、というのが唯一の行動原理でなければならない。野党に安住する、生業(なりわい)としての野党では、公明党、共産党、社民党になってしまう。これらの野党は「健全なる批判勢力」「建設的野党」「一政策だけの反対政党」を目指しているのであって、国会での過半数を目指してはいないからだ。
 自民党は野党のままいくら現有のポテンシャルを守ろうとしても全く意味のないことだ。肉を斬らせて(解党的覚悟で)、骨を断つ(民主党政権を倒す)、くらいの捨て身にならなければ、与党に返り咲かないであろう。「自党を守る」というだけの保守だから、前の選挙で敗退した。
 若い人に党の運営を譲るべきだ、というポピュリズム的発想があるが、そうではなく、旧来の硬直した人事ではなく、解党的に人材をすべての年代に求める、というのが正しい。

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